『Slow Damage: Clean dishes』は、Nitro+CHiRALの本編『Slow Damage』と同じ「新神海(しんこうみ)」を舞台にした、スマホ対応の大人向けR18BLブラウザゲームです。死者の出た部屋を掃除する“皿屋(Clean dishes)”で働くバクと、死にたがりの恋人・シロの関係を軸に、退廃した街で揺れる心情が静かに描かれていきます。
プレイヤーはバクの視点から、仕事として“死の痕跡”を片付ける日常と、シロの不可解な行動の変化を追いかけることに。スマホブラウザからそのまま遊べるR18BLゲームでありながら、重厚なテキストと音楽が生み出す没入感が印象的です。
本作を手がける Nitro+CHiRAL は、『咎狗の血』や『Lamento -BEYOND THE VOID-』など、BLゲームの黎明期から名作を生み続けてきたブランドで、独特の世界観構築と心理描写に定評があります。
アート面では、人気BL作家・座裏屋蘭丸(代表作『カーストヘヴン』)が原画として参加。本編『Slow Damage』から引き継がれる退廃美と繊細なキャラクター表現が、今作でも強い存在感を放っています。
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Slow Damage: Clean dishes|ライターの一言
静かな街の空気の中に、生と死の境界がゆらぐ感覚があり、読み進めるほど胸が締め付けられました。二人の距離が縮まる“音のない瞬間”が、妙に心に残ります。
Slow Damage: Clean dishes はこんな人におすすめ
- Nitro+CHiRAL特有の退廃美・心理描写の濃さをじっくり味わいたい人。
- ダークなBL世界観で、静かに心を削られるような物語が好きな人。
- スマホで重厚なシナリオを読みたい、本格BLユーザーに最適。
どんなゲーム?
舞台は、不況と犯罪に蝕まれた特別行政区「新神海」。喧嘩や事件が日常茶飯事のこの街で、“皿屋”と呼ばれる清掃業者 Clean dishesは、自殺・他殺を問わず死者の出た部屋の後処理を請け負っています。主人公バクは、恋人であり相棒でもあるシロと共に現場を回りながら、淡々と仕事をこなしていきます。
物語はビジュアルノベル形式で進行し、選択肢によってバクとシロの関係性や結末が変化。BLならではの親密さに加え、「死」「依存」「救いのかたち」といったテーマが静かに積み重なっていく構成です。スマホで遊べるR18BLゲームでありながら、本編に負けない感情の揺さぶりが味わえます。
プレイして感じた魅力
一番の魅力は、退廃した街の空気感と、バクとシロの“静かな共依存”のような関係性が丁寧に描かれていること。死を日常的に扱う仕事をしながら、それでも二人にとっては「ここが日常」であり、「一緒に帰る場所がある」。その感覚が切なく沁みます。
シロの行動が少しずつ乱れていく中で、バクの不安や疑念が積み上がり、それでも「彼を手放したくない」という想いが滲む描写が秀逸。大人向けR18BLという枠を超えて、生きる意味や“そばにいること”の重さを静かに問いかけてきます。
深夜に読み進めていると、新神海の湿った空気がスマホ越しに入り込んでくるような感覚があり、思わずページを戻して余韻に浸ってしまいました。
おすすめポイント
- 特殊な職業「皿屋」:死の痕跡を片付ける仕事がテーマや心理と強く結びつき、独特の読後感が残る。
- バクとシロの危うい関係:依存と救済の境界が揺れ続ける、緊張感のある関係性。
- スマホ対応のR18BL:ブラウザで即プレイできる手軽さと、本格的な物語の両立。
- 本編ファン必見:『Slow Damage』と同じ世界観で、街の理解が深まり余韻が強い。
編集部の評価まとめ
良かった点:世界観・キャラクター・心理描写が噛み合っており、スマホで遊べるブラウザゲームながらR18BLノベルとして非常に高い完成度です。
気になった点:テーマが重く、バッドエンド寄りの展開もあるため、ライトな甘々BLを期待する人にはハードに感じる可能性があります。
総評:退廃と救済が同時に存在する新神海の物語。 スマホで遊べるR18BLゲームとして、“物語の重さ”を求めるユーザーに強くおすすめしたい一作です。